海外での反響

【フランス人プロデューサーより】

このドキュメンタリーは、食文化、あるいは日本文化について、これまでの理解をはるかに越えた世界へと、われわれを誘ってくれる。  
  -------- リュック・マルタン=グセ(仏プロデューサー)

 

フランスで料理の主役はシェフ。
しかし和食は、自然についての人々の知恵が集積してできあがっている。
そのことに驚く。

  -------- カトリーヌ・アルバレス(仏プロデューサー)


【フランス・ドイツの観客の声】

“Ces sagesses millénaires, l'Occident en est seulement à COMMENCER à les redécouvrir!”
太古以来のこの叡智。それを西洋は今、改めて発見しなおすところから始めなければならない。


“Die Beste Doku, die ich seit Jahren gesehen habe. Vielen Dank!!!”
私が近年観た中で最高のドキュメンタリー。ほんとうにありがとう!!!



お寄せいただいたコメント

もしこの列島の食の伝統が失われたならば、
日本人としてのアイデンティティさえも
手放すことになるかもしれない。
真に伝統を守ることの意味を我々に
考えさせる、強くて美しい作品です。
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  -------- 辻芳樹さん(辻調理師専門学校校長)



日本のドキュメンタリの到達点を示すような傑作だと思う。必見。
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  -------- 佐々木俊尚さん(ジャーナリスト)



観ているうちに、次第に胸が熱くなり、そして心震えた。
趣向を凝らした美しいカットの連続から、
このひとしずくに千年、いやそれ以上の時間の連なりが
凝縮されているのだということを、
先人たちへの敬意と共に、余すところなく表現している。
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  -------- 纐纈あやさん(映画監督)

実物の椀を味わうことができない観客の前に、映像によって、というよりも、映像として、より一層純粋な「だし」の本質を提示する。
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  -------- 三浦哲哉さん(映画評論家・青山学院大学准教授)



美しすぎる!グルメ映画ではありません。これは『だし』と『しょうゆ』の生命を描いた映画なのです。
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  -------- 斎藤香さん(映画ライター)



日本が世界に誇る和食文化の神髄を多面的な視点で描き出す。
この映画には将来の日本の学校教育への大いなるヒントがあるのではないか。
  -------- 渡部実さん(月刊「視聴覚教育」2015年1月号より抜粋)



永久保存したい食ドキュメンタリー。
すきやばし次郎の店主・小野二郎さんを追ったドキュメンタリー『二郎は鮨の夢を見る』に続き、世界中で話題になりそうな予感。
知ってるつもりの我々でさえ、あの一滴に手間暇と人間の英知、そして自然の恵みがギュッと凝縮されていることに感嘆するだろう。特に日本の食材に必要なカビや菌は、木造建築や樽、湿気といった独自の文化や風土があってこそ生まれたもの。そう考えると、大っ嫌いなジメジメした日本の気候もなんだかありがたく思えてくるから不思議だ。何より食材を丁寧に捉えた映像の美しいこと! シイタケの傘がぷっくり膨らんでいく姿を定点カメラで収めたシーンに、自分がこんなに萌えるとは思わなかった。
  -------- 中山治美さん(映画ジャーナリスト)



焼畑を今も続けるクニ子おばばは
日本の酵母である。
和食文化を発酵させる酵母である。
  -------- 四方繁利さん(平和映像メディア研究所)



食のプロはもちろん、学生も含め
調理・栄養にかかわる方には、
皆さんに観てもらいたい。
  -------- 香川芳子さん(女子栄養大学学長)



美しい静謐な映像に魅了されました。
和食の基本となる「うまみ」の
繊細で奥深い伝統の技が描き出され
日本人であることに誇りと幸せを感じました。
  -------- 須山玲子さん(北欧短編・ドキュメンタリー映画研究)



僕も醤油作りも出汁作りも撮ったことありますが
こんなに美しくは撮れませんでした。
知り合いが監督して、フリーのカメラマンが撮影したと聞かされて
結構ショックでした^_^
  -------- 高間賢治(撮影監督、『ナビィの恋』『デスノート』ほか)